英名:Vervain
学名:Verbena officinalis(ウェルべナ・オフィキナリス)
和名:バベンソウ(馬鞭草)、クマツヅラ(熊葛)
科名:クマツヅラ科
種類:多年草
草丈:約50〜80cm
原産地:アジア、ヨーロッパ
バーベイン植物画:Wikipedia
バーベインは、アジア、ヨーロッパを原産とするクマツヅラ科の耐寒性の多年草です。葉から爽やかなレモン様の香りがする「レモンバーベナ」(ベルベーヌ)もクマツヅラ科の植物ですが種類は異なります。学名から「バーベナ」と呼ばれる園芸種のクマツヅラ科植物と混同されがちですが、こちらも異なる種類です。バーベインの属名のVerbenaは「緑の枝」を意味しますが、その他にも「祭壇を飾る草」、「預言の花」の意味があります。種小名のofficinalisは「薬用」に由来しています。日本では道端などに自生し、羽状の葉と毛で覆われた紫がかった丈夫な茎を持ち、6月〜9月にかけて淡いライラック色や白色の花を咲かせます。葉は「馬鞭草(ばべんそう)」の名前の生薬として通経作用や下痢止めに使われてきました。歴史の古いハーブで、古代ローマでは儀式に使われ、古代ドルイドの僧たちは浄めや預言にこの植物を使いました。聖なる力や魔力と結びついた利用法の多いハーブの一つで、呪いや祝福、時には犠牲を伴う祈りのために神官、魔術師、占い師などがこの植物を使いました。花は女神ヴィーナスに捧げられ、葉は十字架にかけられたイエスの血止めにも使われました。バーベインはエドワード・バッチ博士の伝統的なフラワーエッセンス「バッチフラワー」にも使われています。ハーブセラピーとしての有用部は地上部でティーには鎮静や神経の強壮作用があり、ストレスから来る不眠や消化不良に役立ちます。発汗を促し、喉の痛みや頭痛などを和らげます。ティーはタンニン、苦味質、アルカロイドを含み、苦味や渋みがあります。生の葉はアレルギーを起こす可能性があるので触れないようにします。
《バーベイン》ドライハーブのプロフィール
ハーブの使用部位:地上部
ハーブの成分:精油、タンニン、苦味質、アルカロイド、配糖体
一般的なハーブに期待される作用:鎮静、鎮痛、抗炎症、抗菌、消化促進、利尿
ハーブティーブレンド:スペアミント、ペパーミント、ジャーマンカモミール、パッションフラワーなど
ハーブティーの味:苦味と渋み ※飲みにくい場合はハチミツなどを加えて飲みます。
ハーブティーの浸出時間:3分
禁忌:妊娠中、子供、高血圧の人は使用を避けます。多量摂取を避けます。
《バーベイン》ドライハーブの使い方
◆ストレス性の消化不良、不眠、頭痛に
シングルもしくはブレンドティーとして飲みます。
◆喉の痛みに
冷ましたティーでうがいをするかハーブの蒸気吸入を行います。
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