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精油とハーブのプロフィール事典《マザーワート Motherwort》
英名:Motherwort マザーワートは、和名を「ヨウシュメハジキ」と呼ばれるシソ科の多年草です。メハジキの名前は、かつて子供がこの茎をまぶたに挟んで遊んだことに由来しています。「スローワート」、「ライオンズイヤー」、「ライオンズテール」などの名前でも呼ばれています。ヨーロッパ、地中海沿岸原産ですが、現在では世界中に分布しています。短い毛に覆われた四角い茎と独特な形に裂けた葉を持ち、7月〜10月にかけて唇の形をしたライラック色の花を咲かせます。生の植物はアルカロイドによる皮膚炎を起こしやすいため直接触れるのは避けます。メハジキ植物は女性のための薬草として世界各地で用いられてきました。「マザーワート」の名前も女性特有の疾患に用いられたことに由来します。メハジキは月経痛や産前産後の子宮回復などの生薬として使われ、別名の「益母草(やくもそう)」の名前もそこから来ています。ハーバリストのニコラス・カルペパーは、この植物は心臓から憂鬱な気を取り除いて子宮を落ち着かせるとしました。血行を促進し、身体を温め、産後の不安や気の塞ぎに役立つハーブの一つです。強心作用があるため心臓の強壮や不安感に対しても有用です。ハーブの有用部は地上部で葉をティーにして飲みます。マザーワートの温かいお茶は神経を落ち着かせ、感情を和らげて生殖器系全体にエネルギーを行きわたらせます。月経痛を和らげたい場合は月経の始まる1〜2日前からティーを飲みます。 《マザーワート》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:地上部(主に葉) ハーブの成分:アルカロイド(レオヌリニン、スタキドリン)、苦味配糖体、タンニン、精油 一般的なハーブに期待される作用:鎮静、駆風、強心、血行促進 禁忌:子宮収縮を促すため、妊娠中は使用を避けます。 《マザーワート》ドライハーブの使い方 ◆女性特有の悩みに
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