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精油とハーブのプロフィール事典《アメリカンジンセン American ginseng》
英名:American ginseng アメリカンジンセンは、北アメリカ原産のウコギ科の多年草です。深い森や湿地に植生し、直立した茎に緑がかった白色の花を咲かせます。6月から8月にかけて咲く花にはスズランのような香りがします。実は赤く、有用部の太い根には芳香があります。「人参」の名前は根の形が人に似ていることから名付けられています。アメリカ合衆国北東部からカナダ南部の森林地帯に植生し、北米のネイティブアメリカンたちの間では根と葉が食用、薬用され、神聖な治癒のハーブとして珍重されてきました。別名「西洋人参」、「広東人参」とも呼ばれ、300年前から中国でも栽培され、輸出されています。アメリカ国旗の旧称に因んで「花旗参」とも呼ばれています。薬用植物としてはオタネニンジンよりも歴史は浅いですが、野生のものは需要が高まっているため、ワシントン条約で保護されています。同じウコギ科の「オタネニンジン」(高麗人参、朝鮮人参)に比べると性質が異なり、アメリカンジンセンは「涼」(冷やす性質)を、オタネニンジンは「温」(温める性質)を持っています。そのため、夏バテやほてりなどの体にこもった熱がある時やオタネニンジンを飲むとのぼせる人に適しています。オタネニンジンよりも穏やかな作用で免疫強化、風邪やインフルエンザなどの感染症予防を目的にティーやサプリメントで摂取されています。アメリカジンセンに含まれるジンセノサイドには血糖値を下げる作用があり、海外では血糖値調整に関する研究が行われています。経口摂取は必要に応じて短期間にとどめると安全に使用出来ます。 《アメリカンジンセン》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:根 ハーブの成分:ジンセノサイド(トリテルペン類)、アミノ酸、ミネラル、ビタミンB群、糖類 一般的なハーブに期待される作用:疲労回復、免疫強化 ハーブティーブレンド:ペパーミント、レモングラス、ローズなど ※飲みにくい場合は蜂蜜を加えます。 ハーブティーの浸出時間:5分 ハーブティーの味:特有の香りと軽い苦味 《アメリカンジンセン》ドライハーブの使い方 ◆風邪・インフルエンザ予防・夏バテなどに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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