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精油とハーブのプロフィール事典《アガべ Agave》
英名:Agave アガベ(アガヴェ)は、リュウゼツラン科リュウゼツラン属の多肉植物の総称でメキシコ、米国南西部、中南米などの熱帯地域に自生しています。アガベには300以上の種類があり「ラン」と呼ばれていますが蘭ではなく、先の尖った厚い肉質の葉を持つ植物です。葉に斑が入ったものは観葉植物として栽培されています。茎は短く、根から直接葉がついているように見え、外観はアロエによく似ています。アガベの名前はギリシャ神話に登場する女性「アガウェー」に由来しています。現地の先住民たちは葉、花、花茎を食用とし、葉からは繊維を採り、燃料としても利用してきました。葉を切り落とした球茎部分はパイナップルに似ており「ピーニャ(ピニャ)」と呼ばれ、これを蒸し焼きにして搾汁した糖液を発酵蒸留させると「メスカル」という透明な蒸留酒になります。メスカルは「テキーラの母」と呼ばれ、テキーラになるお酒はメキシコ国内の限定地域でとれたブルーアガベを51%以上含むものと規定されています。アガベは成長するのに数十年の年月がかかることで知られ、一度花を咲かせると株は枯れてしまいます。開花期には花茎が急激に成長し、下の方から多数の花を咲かせます。花蜜は夜間に多く分泌され、オオコウモリによって受粉されます。開花期の花茎には糖分を含んだ樹液が集まり、樹液を煮詰めたものは「アガベシロップ」と呼ばれる甘味料になります。アガベシロップの主成分は果糖とブドウ糖で、ライト、アンバー、ダークなどの種類によってほぼ無臭からキャラメル様の香りのするものまであります。さらりとした液体で砂糖の1.5倍の甘さがあり、GI値が低く、血糖値の上昇が穏やかであることから低カロリー志向の人に注目されています。 《アガベ》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:樹液 《アガベ》ドライハーブの使い方 ◆甘味料に
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