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精油とハーブのプロフィール事典《シークヮーサー Shikuwasa》
英名:Shikuwasa シークヮーサー植物画:イラストAC シークヮーサー((シークァーサー、シイクワシャーとも)は、沖縄、台湾を原産とするミカン科の柑橘樹です。沖縄の言葉で「シー」は「酢」を「クヮースン」は「食べさせる」を意味しています。高さ5mほどに成長する常緑低木で3〜4月に3cmほどの香りの良い白い花を咲かせます。名産地のひとつである沖縄の名護市勝山では花の時期に花香り祭が開かれています。果実は7月頃の実が青いうちに収穫され、酸味が強いので果実そのものは食用されませんが果汁は料理の風味づけやジュース、カクテルなどに利用されています。一般に「平実レモン」と呼ばれるように、果実は扁平な形で果皮は薄く、熟してオレンジ色になったものには甘みが出ます。果実にはビタミンC・B1、ミネラル、カロテンなどが豊富に含まれ、特に「ノビレチン」というフラボノイドを多く含んでいるのが特徴です。シークワーサーは温州ミカンやカボスなどの他の柑橘類に比べてノビレチンの含有量は突出して多く、血糖値や血圧の上昇抑制に役立つとされています。その他にもノビチレン成分によるがん細胞抑制についても研究されています。シークワーサーの果皮からは水蒸気蒸留法もしくは圧搾法で精油が抽出されます。和の柑橘精油として近年のアロマセラピーで利用されています。他の柑橘精油のようにリモネン成分が50%以上と多く含まれ、深みのある爽やかな香りが特徴です。 《シークヮーサー精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:抗菌、鎮静、消化促進、血行促進、抗うつ 心への作用:リフレッシュと安心感をもたらし、心の疲労感を和らげて注意力や集中力を取り戻す助けになります。 ヒーリングの作用:エネルギー循環を活性させて、意識を中心に戻し、バランスの取れた状態へと導きます。 キーワード:リフレッシュ、エナジーフロー、精神浄化 相性の良い精油:どの精油ともよく合います。 禁忌:圧搾法のシークヮーサー精油には光毒性の可能性があるため皮膚塗布および香水やスキンケア類への使用は避けます。 《シークヮーサー精油》を使ったホームケアの方法 ◆芳香浴ブレンドに 《シークヮーサー》ハーブのプロフィール シークヮーサーは主に生の果実として流通しています。搾った果汁は料理やドリンクなどに利用されています。 ハーブの使用部位:果皮、果汁 ハーブの成分:ノビレチン、ビタミンC・B1、クエン酸、カリウム、精油 一般的なハーブに期待される作用:食欲増進、抗菌、疲労回復、血糖値上昇抑制、血圧上昇抑制 ハーブの味:爽やかな香りとすっきりした酸味
《シークヮーサー》ハーブの使い方 ◆料理に
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