|
精油とハーブのプロフィール事典《マグノリア Magnolia》
英名:Magnolia マグノリアは、中国南部、熱帯アジアを原産とするモクレン科の常緑小高木です。別名をホワイトチャンパカ、ホワイトサンダルウッド、ホワイトジェイドオーキッド、玉蘭(ぎょくらん)とも呼ばれています。モクレンは種類が多く「Magnolia alba」は「Magnolia champaca」と「Magnolia montana」の交配種だと考えられています。「マグノリア」の名前はモクレン科の総称であり、名前の由来は17世紀のフランスの植物学者ピエール・マニョール(Pierre Magnol)に因んでいます。樹高は10mほどで大きな楕円形の葉は厚みのある革質です。春から夏にかけて白色の肉厚で細い花弁の花を枝の先端に咲かせます。花には良い芳香があり、咲き始めに強く香り、開花後は薄れていきます。中国の女性たちはこの生花を香水代わりに身につけ、乾燥花は民間療法で咳の症状に、茶葉とブレンドしたものは肌美容に役立つ「玉蘭花茶」として珍重されてきました。マグノリア精油は花を収穫、洗浄後に粉砕し乾燥させた後に水蒸気蒸留によって抽出されます。精油の色は淡褐色で収穫量が少ないため高価な精油の一つです。甘くエキゾチックでフレッシュなフローラル、グリーンやフルーティーも感じられる深みのある香りです。ワインやシャンパンのようだと形容され、花の女王と呼ばれるローズ、ジャスミン、ネロリなどの精油よりもさらに成熟したエネルギーを持っています。主成分はリナロールで鎮静、抗不安、抗菌作用に優れています。国内での流通は少なく、一般的なアロマセラピーよりは主に天然香水やフェイシャル美容などに利用されています。崇高で美しい香りは平和で穏やかなリラクゼーションをもたらし、深い瞑想に誘います。マグノリア精油の比類ない芳香は、より高い次元へ連れ出し、アセンデッドマスターとのつながりを通じて、悟り、信仰、受容、許すことへの理解を促します。パームインヘレーション(手のひらに滴下して香りを嗅ぐ方法)で香りを嗅ぐと最初の香り立ちから、様々なニュアンスが醸し出されるマグノリアの魅力ある香りが体験できます。 《マグノリア精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:抗炎症、抗菌、鎮静、緩和、高揚 心への作用:恐れ、不安、緊張、孤独感などの感情的な苦痛を和らげ、安らかで甘いなぐさめを与えます。 ヒーリングの作用:否定的な信念体系を払拭し、新しい門出を祝福と喜びで包みます。 キーワード:自己愛、創造性、祝福 相性の良い精油:ラベンダー・トゥルー、クラリセージ、ローマンカモミール、クローブバッド、ゼラニウム・エジプト、レモン、コリアンダーシード、フランキンセンス、タンジェリン、グレープフルーツ、オレンジ、イランイラン、マンダリン、スイートマジョラム、ヘリクリサム、メリッサ、プチグレイン、ローズ、ジャスミン、ネロリ 《マグノリア精油》を使ったホームケアの方法 ◆アロマバスに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
|
2012-2024 Copyright (C) Holistic Aroma Academy, all rights reserved.
|