英名：Wild Pansy
学名：Viola tricolor（ヴィオラ・トリコロル）
和名：サンシキスミレ、サンショクスミレ（三色菫）
科名：スミレ科
種類：一年草もしくは多年草
草丈：約10〜30cm
原産地：ヨーロッパ

サンシキスミレはヨーロッパ原産のスミレ科の一年草（もしくは多年草）です。ビオラもしくはパンジーと呼ばれる園芸種の原種で日当たりの良い道端や農地などに見られる帰化植物です。英名ではワイルドパンジーと呼ばれていますが、その他にもジョニージャンプアップ、ハーツイーズ、ハーツディライト、カムアンドカドルミー、ラブインアイドルネスなど多くの別名があります。植物の逸話として恋煩いや失恋の痛手を癒すとされ、ハーツイーズの別名はそれに因んでいます。恋愛のお守りや愛のポーション（媚薬）としても知られ、眠っている間にこの花のエキスをまぶたに塗られると、目覚めた時に見た相手に恋をすると言われてきました。匍匐性の茎で草丈は10〜30cmほどに成長し、4月〜9月にかけて紫、黄、青、白の色からなる三色の花を咲かせます。花からは黄、緑、青緑の色の染料が得られる他、生花はサラダなどで食用され、スープに入れるとオクラのようにとろみがつきます。ヨーロッパの伝統的なハーブ療法では主に地上部が用いられ、フラボノイド、ルチン、サリチル酸、サポニンなどが含まれています。乾燥葉は体内浄化のハーブとして皮膚湿疹や喘息、気管支炎、膀胱炎、夜尿症などに利用されてきました。多量使用はアレルギーや吐き気を引き起こす可能性があります。特に根部分には催吐作用があるため、注意が必要です。
 

《サンシキスミレ》ドライハーブのプロフィール

ハーブの使用部位：地上部

ハーブの成分：フラボノイド（ルチン）、サリチル酸、亜鉛、サポニン、粘液、樹脂

一般的なハーブに期待される作用：鎮痛、抗炎症、解熱、抗アレルギー、去痰、毛細血管強壮、緩下、利尿、癒傷、抗リウマチ

注意：多量摂取は吐き気や皮膚アレルギーを引き起こす可能性があります。妊娠中、授乳中および喘息の薬との併用は避けます。

ハーブティーブレンド：ネトル、ダンデライオン、エルダーフラワー、リンデンフラワー、ホーステール、オレンジブロッサム、ローズヒップ、ジャーマンカモミール

ハーブティーの浸出時間：3分

ハーブティーの味：穏やかな草の味わい

《サンシキスミレ》ドライハーブの使い方

◆体内浄化、余分な水分排出に
　シングルもしくはブレンドハーブティーにして飲みます。

◆ニキビ、皮膚湿疹に
　浸剤もしくはチンキをローション、パックなどに用います。
 

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