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精油とハーブのプロフィール事典《コクム Kokum tree》
英名:Kokum tree コクム(コクムの木)は、インド原産のフクギ科の常緑高木です。別名を「ワイルドマンゴスチン」、「レッドマンゴスチン」、その他に学名の「ガルシニア・インディカ」の名前でも呼ばれています。一般にダイエットのサプリメントとして利用されている「ガルシニア」(学名:Garcinia gummi-gutta)は近縁種です。有用部の果実はオレンジ色がかった紫色で、5〜8個の種子が入っています。果肉やそのエキスには酸味があり、原産地では料理や飲み物などに使われてきました。果実の採取は4月〜5月にかけて手作業で行われます。長い棒で枝を揺らして落ちた実を手で集め、割った果実から種子を取り出して乾燥させます。種子には23〜26%のコクムバター(ククムバター)が含まれており、常温で固形、温度が上がるとクリーム状〜液体になります。バターの色は淡黄色〜淡灰色〜白色で香りはほとんどありません。融点は37℃と人の体温に近いため手に取ると溶けて肌に馴染み、べたつきません。酸化しにくく、乳化安定性に優れた植物脂として化粧品やヘアケア用品に利用され、近年ではアロマセラピーの基材として手作りコスメや手作り石鹸などに利用されています。その他にも食用の植物脂としてココアバターの代用となり、チョコレートや砂糖菓子、医療の世界では座薬の材料に利用されています。 《コクムバター》基材のプロフィール 基材の使用部位:種子 基材の成分:ステアリン酸(55〜65%)、オレイン酸(30〜44%)、リノール酸(〜8%)、パルミチン酸(2〜8%) 一般的な基材に期待される作用:(外用)保湿、皮膚軟化 匂い:ほとんど無い 《コクムバター》基材の使い方 ◆練り香、軟膏に
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