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精油とハーブのプロフィール事典《バジル Basil》
英名:Basil バジルはラテン語で王を意味する「basileum」という言葉に由来します。インドでは富と美の女神ラクシュミの化身とされ、伝統医学アーユルヴェーダに使用されてきました。インドではブラックペッパーとバジルを合わせてマラリアの対策を行いました。バジルは種類が多く、インドで主に使用されるのはホーリーバジルOcimum sanctumです。古代エジプトでは霊性に働きかける植物として誕生と死の際に欠かせない植物で、王家の墓にも植えられていました。中医学では漢方薬の材料としても使用されています。フレッシュハーブやドライハーブはフランス、イタリアでは料理の材料として愛用され、マルゲリータピザ、ジェノベーゼソース、ハーブドレッシングなど食欲を高め、消化を促進する香りとして現在でもよく食されています。一般的な料理やティーに使用されるのは主にスイートバジルと呼ばれる種類です。和名のメボウキは、この種子を水に浸すとゼリー状となり、それが目のごみを取り除くのに使用された事に由来しています。このゼリー状の種子は最近では空腹感を癒す食品「バジルシード」としてダイエットを目的としたスイーツやドリンクに使用されています。ゼリー状の部分はカロリーゼロのグルコマンナンで、種子には豊富なビタミン、ミネラルが含まれます。ハーブティーは消化を助け、神経の疲労に役立ちます。精油はバジルの葉と花穂から抽出されます。脳の働きを高めるので試験勉強など集中したい時に用いられます。 ★バジル精油のケモタイプ★ 《バジル精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:健胃、消化促進、鎮痛、鎮痙、頭脳明晰、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、解熱、去痰、発汗、うっ滞除去、駆風、通経 心への作用:神経の激しい消耗時や元気がないと感じる時に。不安、憂うつ、無気力な時やストレスから来る気分の不調に。バジルの香りは神経を強壮させ、感覚を鋭敏にし、集中力を高めます。 ヒーリングの作用:決断力を与え健全な自己主張をサポートします。思考の混乱を取り去り、意識をクリアにします。直観、霊感を高め、内なる声を聴きやすくします。ヒーラーの憂うつ、ヒーリングクライシス(ヒーリングによる反応)を助けます。 キーワード:決断、主張、明晰 相性の良い精油:花系、ハーブ系、柑橘系、特にレモンと相性が良い。ラベンダー・トゥルー、ネロリ、ローズマリー、セージ、マジョラム、ペパーミント、レモングラス、プチグレインなど。ブラックペッパー、フェンネル、カルダモン等のスパイス系とブレンドするとエキゾチックな香りに仕上がります。トップノートが強めで香りの主張も大きく禁忌も多いため低濃度、少量で使用します。 禁忌:肌使用は皮膚刺激の可能性があります。通経作用があるため妊娠中は使用を避けます。乳幼児、重い病気の方も使用は避けます。 《バジル精油》を使ったホームケアの方法 ◆食べ過ぎ、腹痛、便秘、お腹のガスに ◆試験勉強、左脳活性、集中したい時に ◆腰痛、肩こり、筋肉痛、スポーツマッサージに ◆打ち身、捻挫に ◆鼻づまり、咳、気管支系の不調に ◆頭痛、発熱に ◆無月経、少量月経、引きつるような生理痛に ◆虫除けに ◆食欲がない、精神の疲労感に 《バジル》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:葉、茎、花 ハーブの成分:精油、苦味質、ビタミン、糖、タンニン 一般的なハーブに期待される作用:健胃、消化促進、去痰、鎮痙 禁忌:妊娠中、授乳中の方の多量使用は避けます。お子さんは使用を避けます。 ハーブティーブレンド:ペパーミント、レモングラス、セージ、ローズマリー、オレンジピール ハーブティーの抽出時間:5分 ハーブティーの味:スパイシーで強いハーブの味わい 《バジル》ドライハーブの使い方 ◆食べ過ぎ、消化不良、胃痛、お腹のガス、便秘に ◆脳、神経の疲労、それに伴う不眠、不安、集中力の低下に ◆料理に
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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