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精油とハーブのプロフィール事典《パルマローザ Palmarosa》
英名:Palmarosa パルマローザはたくさんの硬い茎を持つインド原産のイネ科オガルガヤ属の多年草です。パルマローザの名はこの葉の上部が手のひら(palma)状に分裂した形で、香りがローズ(rosa)に似ている事に由来しています。別名をインディアンゼラニウムオイル、ジンジャーグラスオイルと呼ばれます。インドでは葉をお風呂に入れて香りづけにしたり、神経痛やリウマチの症状を和らげるのに使われました。精油は刈り取った葉茎部分から抽出されます。ゲラニオール成分を含み、比較的安価であることからローズ精油の偽和剤にも利用される事があるほど、ローズ精油に似ている香りです。インドの伝統医学アーユルヴェーダでは熱性の感染症に利用されてきました。大腸菌を5分で死滅させたデータがあり、腸内細菌叢の病原菌に役立つとされています。また、この精油には抗真菌作用があることも知られています。虫除けに関してはハマダラカ属の蚊に対する11時間の防御作用が認められています。これは合成の防虫剤にひけを取らない忌避作用です。ローズに似た良い香りであることから、商業的には香水や化粧品、石けん等に広く用いられています。スキンケアでは脂性肌、ニキビ肌、乾燥肌などに広く利用されます。 《パルマローザ精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:抗菌、抗真菌、抗うつ、抗不安、抗ウイルス、殺菌、消毒、収れん、解熱、高揚、抗炎症、防虫 心への作用:気持ちのバランスをとり、落ちこんだ心を引き上げます。神経疲労、ストレスから来る不調をサポートします。心のリフレッシュ作用もあります。 ヒーリングの作用:ハートに慰めといたわりを与え孤独をなぐさめます。感情的、情緒的な問題に働きかけ、軽やかな解放を助けます。自由や幸福へのブロックを取り去り、豊かさや愛、人からの助けを受け取ることをサポートします。愛嬌と親しみの魅力をもたらします。 キーワード:豊かさ、幸福感、明るさ 相性の良い精油:ローズウッド、ゼラニウム、ラベンダー・トゥルー、ローズ、イランイラン、ネロリ、ジャスミン、レモングラス、マートルなど、花系、ハーブ系と合います。 禁忌:妊娠中は使用を避けます。 《パルマローザ精油》を使ったホームケアの方法 ◆咽頭炎、気管支炎のケアに ◆カンジダ膣炎、膀胱炎、尿道炎のケアに ◆水虫予防に ◆更年期のイライラ、不安感、うつ気味に ◆ニキビ肌、加齢肌、たるみが気になる肌に ◆蚊除けに
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