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精油とハーブのプロフィール事典《ブラックペッパー Black pepper》
英名:Black pepper 世界で最も古くからあるスパイスとして長年愛用されてきたおなじみの黒胡椒です。種子(果実)は赤く、熟すと黒色に変わります。スパイスの棚に並んでいるブラックペッパーとホワイトペッパーは同じ実から採れるものです。ブラックペッパーは熟す前の果実を乾燥させたもの、ホワイトペッパーは完熟した果実の果皮を取り除いたものです。インドでは4000年の昔から珍重されてきました。ペッパーはサンスクリット語の『ピッパリ』に由来し、古代ローマ人の間ではコショウが貨幣の代わりにされるなど歴史のなかで貴重なコショウをめぐって利権争いが発生したほどでした。中医学でもお腹のガスを排出し、温めるのに利用されてきました。脾臓の働きを刺激する事から貧血や打ち身のサポートに役立ちます。精油は種子部分から水蒸気蒸留法で抽出されます。辛さと温かみを持つブラックペッパーの精油は冷えにまつわるトラブル全般に役立ちます。精油は食欲を促進する香りですが、食前にたくさん嗅ぐとむしろ食欲が抑制されるためダイエットに役立ちます。 《ブラックペッパー精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:鎮痛、解熱、駆風、利尿、引赤、健胃、強壮、消毒、刺激、脂肪溶解、消化促進、抗菌、抗ウイルス、発汗、加温、消臭 心への作用:心を温めて活力を与えます。精神の刺激剤として下がったテンションを引き上げ、無感動、無関心となった心を活性化させます。 ヒーリングの作用:エネルギー循環の促進をします。エネルギーを活性化させ、パッションをもたらします。俊敏性を高め、人生の変化を受け入れやすくします。 キーワード:刺激する、温める、循環促進 相性の良い精油:柑橘系、クローブ、シナモン、ジュニパーベリー、ローレル、フェンネル、レモングラス、サイプレス、ローズ、パチュリ、フランキンセンスなど。刺激性が強いためブレンドの隠し味(スパイス)的な使用とします。 禁忌:腎臓が弱い方は使用量と頻度に注意します。肌使用は皮膚刺激の可能性があります。 《ブラックペッパー精油》を使ったホームケアの方法 ◆冷えからくる消化不良、便秘、お腹のガスに ◆筋肉痛、肩こり、腰痛、関節炎のケアに ◆しもやけ、足の冷えに ◆脂肪燃焼、ダイエットサポートに ◆打ち身に ◆スポーツマッサージに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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