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精油とハーブのプロフィール事典《カルダモン Cardamon》
![]() 英名:Cardamon カルダモンの種子は古くからインドで薬効を認められた香辛料として利用されてきました。古代バビロニアの時代は王の庭園で栽培されていました。最古のスパイスであり、その名は「辛い」と「強烈」を意味するサンスクリット語に由来します。紀元前2世紀にはすでに使用されており「香りの王様」「スパイスの女王」の異名を持ちます。チャイやカレー料理には欠かせない独特の香りを持つ芳しいスパイスです。種子を噛むと唾液の分泌を促し、口臭を予防する事から食後に口に入れる習慣を持つ国もあります。アーユルヴェーダ、チベット医学、中医学などの古い文献にはカルダモンの使用法が記されています。中東では水タバコのフレーバーにも利用されています。古代エジプトの時代には神殿で薫香として焚かれました。「アラビアンナイト」の《ほくろのアラディン》のお話に登場し、お話のなかでは媚薬の材料に使われています。種子はエキゾチックで甘くスパイシーな強い芳香を持ちます。ティーにするとスパイシーな香りが強く出るため、シングルで飲むよりも紅茶や他のハーブとブレンドして使用します。アラブでは種子を割り入れて客人をもてなすアラビアンコーヒーのフレーバーにも利用されています。お腹の張りが気になる時や食後ティーにふさわしいスパイスです。種子は丸ごと利用するか、手でさやを割り、中身をつぶして利用します。料理ではカレー粉やガラムマサラの材料、スイーツの風味づけに使われています。爽やかな香りはポプリの材料にも利用されます。精油は完熟前の種子の外皮を剥いて取り出したものから抽出されます。胃腸のトラブル、腸内ガスには特に有用です。
一般的な精油に期待される作用:消化促進、強壮、健胃、頭脳明晰、去痰、精神高揚、覚醒、 心への作用:心の疲労と緊張を取り去ります。心を温めて高揚させる働きがあります。 ヒーリングの作用:エネルギーを活性化させて循環を促進します。不要なものを流し去り、 キーワード:エネルギー循環、リフレッシュ、温める 相性の良い精油:柑橘系、スパイス系、ハーブ系そして意外なようですが花系とも合います。 禁忌:妊娠中は使用を避けます。
◆消化器系の不調、お腹のガス、疝痛に ◆気管支系の強壮に ◆口中を爽やかにする ◆リフレッシュ、気持ちの落ち込み、やる気が出ない時に ◆加齢臭の予防に
ハーブの使用部位:種子 禁忌:香りが強いので少量使用します。 ハーブの成分:精油、フラボノイド、デンプン 一般的なハーブに期待される作用:健胃、発汗、食欲増進、駆風、去痰、消臭 ハーブティーブレンド:シナモン、ジンジャー、レモングラス、レモンバーム、ペパーミント、 ハーブティーの浸出時間:3分 ※さやを割って中の黒い種子をつぶします。 ハーブティーの味:スパイシーで刺激的な芳香と味わい
◆胃もたれ、お腹のはり、ガスに ◆口臭消しに ◆痰、のどの痛みに ◆エキゾチック料理に ◆飲み物の風味づけに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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