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精油とハーブのプロフィール事典《ガルバナム Galbanum》
英名:Galbanum ガルバナムは別名を楓子香(ふうしこう)と言います。学名のFerulaとは鞭や杖の意で、古代文明では神秘的な力を持つ重要な薫香材として宗教儀式や民間療法に使用されてきました。ガルバナム植物はフェンネルに似た草丈の大きい多年草で、葉には光沢があり、精油はセリ科らしい特徴のある強い草の香りを持ちます。ガルバナムはおもに中東諸国で見られる低木の若木の根もとに傷をつくり、そこから染み出した含油樹脂の乳液を乾燥させ、蒸留して精油を抽出します。古代ギリシャの医師ディオスコリデスはこの樹脂を、万能的な解毒や歯痛止めを行う「シリアのフェンネル」と呼びました。古代エジプトではミイラの防腐処理に、キリスト教では儀式のための香油として使用されてきました。アロマテラピーにおいてはそれほど広い用途ではありませんが、心を落ち着かせる瞑想やヨガなどを行う際にふさわしい香りです。感情の乱れを取り去る他、軽い催眠作用もあるとされます。 《ガルバナム精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:抗炎症、抗菌、鎮静、通経、神経緩和、去痰、強壮 心への作用:神経が緊張し、気持ちが高ぶりすぎた時にこの香りをかぐと落ち着きます。 ヒーリングの作用:心のブロックを取り除きます。変性意識、瞑想の状態に誘いインスピレーショ キーワード:インスピレーション、精神統一 相性の良い精油:ラベンダー、イランイラン、ヤロウ、ローズ、ローズマリー、パチュリー、 禁忌:通経作用があるため妊娠中の使用は控えます。 《ガルバナム精油》を使ったホームケアの方法 ◆みつろうキャンドルの香りづけに ◆リラクセーションに ◆瞑想、催眠療法、ヨガワークに ◆地に足をつける、グラウンディングに ※精神世界的な使用法
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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