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精油とハーブのプロフィール事典《ジンジャー Ginger》
英名:Ginger ジンジャー植物画:Wikipedia 日本人にも馴染み深いアジア原産のショウガは香辛料としての古い歴史を持つ植物です。中国では孔子がショウガをリウマチ、マラリア、歯痛の治療に使用したとされています。中医学では発汗を促し、粘液を排出するものとして風邪や冷えに利用され、乾燥させたショウガは乾姜(かんきょう)として腹痛や下痢の手当てに使われました。中世になるとスパイスの道を経てヨーロッパに伝わりました。インドでは角のような形をしている事からサンスクリット語の「スリンガム(角)」と「ヴェラム(根)」を合わせて「スリンガヴェラム」と呼ばれていましたが、イギリスに渡った頃から「ジンジャー」と呼ばれるようになったそうです。心や体を温め、風邪を予防することから西洋ではジンジャーエールが、東洋ではショウガ湯が飲まれています。日本人には欠かせない味と香りで、お寿司に添えるガリには生魚に対する殺菌の意味があります。民間療法としてのお茶や料理、お菓子作りにもよく使われています。精油は乾燥させた皮付きの根茎から抽出される美しい琥珀色をした液体で、刺激的な生姜の強い香りがします。精油の主な成分はセスキテルペン炭化水素で、ジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオールなどの刺激成分が含まれています。 《ジンジャー精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:強壮、刺激、加温、発汗、健胃、抗菌、抗ウイルス、抗真菌、抗炎症、抗カタル、駆風、消化促進、鎮咳、血流促進、鎮静、去痰、解熱、引赤、催淫、制吐 心への作用:疲労による心の衰弱や無気力を感じる時に。心や五感を強壮し、元気づけます。ジンジャーは心を温めて意欲を湧かせます。 ヒーリングの作用:ショックや憂鬱からの立ち直りを助けます。意識の方向付けをもたらし、困難にめげることなく進む勇気を与えます。エネルギーを温め活性化させます。現実の認識、グラウンディングの力を高めます。 キーワード:強壮、温かさ、不屈 相性の良い精油:花系、スパイス系、樹脂系との相性が良い。パルマローザ、ジャスミン、クローブバッド、フランキンセンス、ミルラ、ガルバナム、シスタスなど。香りが強く個性的なため、ブレンドには少量を加えます。 禁忌:敏感肌の方は肌使用の際には皮膚刺激に注意します。 《ジンジャー精油》を使ったホームケアの方法 ◆消化器系の不調、お腹のガスに ◆手足の冷え、血行不良に ◆冷えからくる関節のこわばりに ◆胸やけ、吐き気、乗り物酔いに
《ジンジャー》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:根茎 ハーブの成分:精油、デンプン、ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロン、ビタミン類、ミネラル、アミノ酸 一般的なハーブに期待される作用:発汗、制吐、殺菌、駆風、血行促進、去痰、鎮痙 《ジンジャー》ドライハーブの使い方 ◆風邪予防、冷え性、血行不良、吐き気、消化不良に ◆冷え性、夏バテ、代謝の促進に ◆肉、魚料理の風味づけに ◆クッキー、パウンドケーキに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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