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精油とハーブのプロフィール事典《サチャインチ(インカインチ)Sacha inchi》
英名:Sacha inchi サチャインチは、ペルー、ブラジル、ボリビアのアマゾン熱帯雨林が原産のトウダイグサ科のつる性多年草です。インカインチ、インカナッツ、サチャピーナッツ、マウンテンピーナッツなどの名前でも知られています。標高900〜1700mの湿った低地や森林に植生する雌雄同株の半木質の植物で、蔓は地面を這いながら他の植物に絡みついて成長します。葉は細長いハート形で、植えてから5ヵ月で開花し、8ヵ月で種子がつきます。果実は緑色で直径3〜5cmの莢で、4〜7個の突起があり、熟すにつれて黒褐色になります。現地の先住民族は何世紀にも渡ってこの植物の葉を茶剤にして飲み、種子および種子油を食用してきました。生の種子と葉にはアルカロイド、サポニン、レクチンなどが含まれているため有毒ですが毒性はローストすることで分解されます。種子にはタンパク質(27%)と油分(35〜60%)が多く含まれ、低温圧搾で抽出されるオイルにはナッツ様のマイルドな風味があります。サチャインチオイルには必須脂肪酸のα-リノレン酸45〜53%(オメガ3)とリノール酸34〜39%(オメガ6)、不飽和脂肪酸のオレイン酸8〜9%(オメガ9)、その他にビタミンA、ビタミンEなどが豊富に含まれています。オイルの色はオレンジがかった黄色で優れた抗酸化作用があり、皮膚活性および傷ついた皮膚の保護に優れています。スキンケアでは乾燥肌や敏感肌、加齢肌に最適です。 《サチャインチオイル》基材のプロフィール ペルーのアマゾン熱帯雨林に住む先住民族の女性たちはサチャインチオイルを伝統的なスキンケアに用いてきました。オイルは軽いテクスチャーで毛穴を詰まらせることなく毛穴の奥まで浸透し、皮膚の保湿や保護、皮膚軟化を行います。ヘアケアやネイルケアにも適しており、ダメージを受けた毛髪やもろくなった爪のケアにも利用出来ます。このオイルが化粧品やアロマセラピーの基材として利用されるようになったのは、ごく近年のことで国内でも多くは流通していません。 基材の成分:α-リノレン酸(45〜53%)、リノール酸(34〜39%)、オレイン酸(8〜9%)、パルミチン酸、ステアリン酸、ビタミンA・E 一般的な基材に期待される作用:保湿、抗酸化、皮膚軟化、保護 匂い:軽いナッツ様 《サチャインチオイル》基材の使い方 ◆ヘアケアに
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