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精油とハーブのプロフィール事典《ブルーセージ Blue Sage》
![]() 英名:Blue Sage (ブルーセージと呼ばれる植物はいくつかありますが、ここではスマッジ用セージとして利用されているブルーセージ「学名:Salvia pachyphylla」について記載しています)ブルーセージはアメリカの南西部の砂漠地帯(カリフォルニア州、ネバダ州、アリゾナ州)に自生するシソ科の低木状の多年草です。別名ローズセージ、モハベセージ、マウンテンデザートセージと呼ばれています。原産地で最もよく知られている名称は「お祖母ちゃんのセージ(グランドマザーセージ)」です。草丈は30〜60cmに成長し、成長すると茎が木質化して低木状になります。銀緑色の薄い葉は青みがかっており、鮮やかな青紫色の花を咲かせることから「ブルーセージ」と呼ばれています。葉にはラベンダーのような芳香があり、ホワイトセージの葉が滑らかな質感であるのに対して、ブルーセージの葉は毛深くざらざらとしています。7月〜9月にかけて咲く青紫色の花(稀にバラ色のものも)は蜜源としてハチドリ、蝶、蜜蜂などを多く引き寄せます。ネイティブアメリカンたちは薬用植物として頭痛、炎症、消化不良などの手当てに利用してきました。瞑想や神聖な儀式にも利用され、スマッジングではホワイトセージと並んでよく使われています。ホワイトセージの芳香が薬草のような土っぽい強い香りと表現されるのに対して、ブルーセージは穏やかで甘いフローラル、ややスパイシーな香りと表現されています。エネルギーワーク、ヒーリング、瞑想に用いると優しいエネルギーとともに穏やかな香煙が空間に広がり、心に静寂と明晰さをもたらします。
国内でのブルーセージはホワイトセージに比べると一般的ではありませんが、ホワイトセージとは異なる香煙のこのブルーセージを好む方もいます。火をつけるとラベンダーのようなフローラルな香りが立ち上り、穏やかで神聖な雰囲気を醸し出します。
ブルーセージの多くはバンドルで市販されています。スマッジングの行い方はホワイトセージとほぼ同じで灰皿や香炉などの不燃性の容器を用意し、バンドルの先端に火を付け、その後すぐにバンドルを振って火を消します。漂う香煙に浄化したいもの(クリスタルなど)をくぐらせます。自分自身を浄化したい場合は煙を自分の方に向けるように手で軽く煽ぎます。室内や空間を浄化したい場合は、灰皿を片手にその場所の中央に立ち、自分自身がぐるりとその場で一周しながら、空間に対して放射線状に(四方がある場合は四方の隅々まで)煙を手で煽ぎます。スマッジングが終わったら火が完全に消えていることを必ず確認してください。 一般的なインセンスに期待される作用:鎮静、浄化、明晰、平和
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