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精油とハーブのプロフィール事典《ドラゴンズブラッド(ダモノロプス・ドラコ)Dragon's Blood》
![]() 英名:Dragon's Blood、Dragon Blood Tree ドラゴンズブラッドは、タイ半島〜マレーシア西部原産のヤシ科ドラセナ属のダモノロプス・ドラコの果実からとれる赤色の樹脂です。学名は古代ギリシャ語で雌のドラゴンを意味する「ドラカイナ(drakaina)」に由来しています。和名を「キリンケツヤシ」と言い、熱帯雨林に植生するつる性の常緑高木で枝分かれしない茎を伸ばして成長します。樹齢は非常に長く、時には200年を超えるものもあります。果実からは深紅色の樹脂が得られ、古くから香料、顔料、薬などに利用されてきました。樹脂は採取した果実を天日乾燥させた後に粉砕し、ふるいにかけてから熱湯で洗い流して取り出します。インドネシアの少数民族であるアナック・ダラム族は樹脂を傷、下痢、頭痛、発熱などの手当てに用いてきました。歴史のなかでは薬用植物として使われた時代もありましたが、現代では主にインセンスとして用いられています。ドラゴンズブラッドの樹脂は古代ギリシャ、ローマ、中国、インド、マヤ、アステカ、ネイティブアメリカンに至るまで、この樹脂の赤色と樹脂の持つ力には強い魔法的な特性があるとして呪術や儀式に用いられ、併せて使うことで他のインセンスの効力を高めると考えられてきました。ドラゴンズブラッドの樹脂は血と情熱の象徴であり、男性的な力と火の要素に関連付けられ、強さ、勇気、決意、変革などの性質を体現しています。香煙はバニラやスパイスを感じさせてやや甘く、重みのある土っぽい強い香りは好みが分かれます。香煙は『竜が好む』と言われ、香として焚くと空間やエネルギーフィールドを浄化し、ネガティブな思考を払拭してヒーリングやプラクティスのための神聖な環境を作り出します。香煙にクリスタル、タリスマン、ルーン、リーディング用のカードなどをくぐらせるとそれらの癒しのツールに力を与えます。瞑想に用いるとより高い領域とのつながりをもたらし、バランスと調和、霊的な成長と自己認識を促します。
インセンスの使用部位:樹脂
◆薫香材、お香に
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