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精油とハーブのプロフィール事典《スペアミント Spearmint》
![]() 英名:Spearmint
![]() スペアミントは地中海沿岸を産地とする多年草で、槍の形の葉を持ち、紫色の花を咲かせます。コモンスペアミントとも呼ばれ、古代ローマの時代から料理に使用されてきました。ローマ人はスペアミントをイギリスに伝え、イギリスではスペアミントのハーブを牛乳の凝固を防ぐために使いました。スペアミントはラテン語で「思考」を意味する「mente」を語源に、ギリシャ神話のニンフ「Mente(メンタ)」に因んで名づけられました。神話では冥王ハデスの妻ペルセポネの嫉妬心により、ニンフがハッカに変身させられてしまいます。そのためミントは地上で強い芳香を放ち、自らの居場所を知らせているのだそうです。爽やかで清涼感のある芳香とマイルドな甘みを持ち、穏やかで日常的に使用できるハーブです。スペアミントはペパーミントに含まれる有効成分メントールを含んでいません。そのため、メディカル目的ではペパーミントの方が優れていますが食後のティーや料理など、より一般的な目的に利用されます。口腔を爽やかにし、しゃっくりを止め、乗り物酔いを防ぎます。喉の痛みや副鼻腔炎などにも利用されます。スペアミントの精油は葉部分から抽出されます。スペアミント精油はペパーミント精油に比べ、メントール成分が低いため皮膚刺激性が少なく、香りに甘さとマイルドさがあります。頭脳を明晰にさせ、気持ちをリフレッシュさせます。子どもに対しても低濃度ならば使用でき、消化不良やお腹が痛む時の良いケアになります。
一般的な精油に期待される作用:抗菌、鎮痙、通経、刺激、神経強壮 心への作用:心を爽快にさせ、リフレッシュ感と解放感からくるリラックスをもたらします。元気を出したい時、集中したい時に。 ヒーリングの作用:静かなバイタリティを与え、オーラを清浄にします。 キーワード:清浄、解放 相性の良い精油:レモン、ローズマリー、マートル、レモングラス、メリッサ、オレンジ、ラベンダー・トゥルー、ラベンダースパイク、ゼラニウム 禁忌:妊娠中の使用は避けます。
◆消化器系の不調、吐き気、しゃっくり、お腹のガスに ◆喘息予防、鼻づまり、カタルに ◆毛穴ケア、脂性肌のスキンケアに ◆口腔ケア、歯肉炎に ◆元気が出ない時、ストレスから来る疲労感に
ハーブの使用部位:全草 ハーブの成分:精油、フラボノイド、タンニン 一般的なハーブに期待される作用:発汗、鎮痙、消化促進、矯味 禁忌:妊娠中、乳幼児の使用は避けます。 ハーブティーブレンド:レモングラス、レモンバーム、ローズマリー、オレンジピールなど ハーブティーの浸出時間:3分 ハーブティーの味:清涼感とまろやかな甘み
◆消化促進、食後に ◆リフレッシュに ◆マウスウォッシュ、口内炎、うがいに ◆喉の痛み、副鼻腔炎に
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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