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精油とハーブのプロフィール事典《リュウガン Longan》
英名:Longan リュウガンは中国南部、インド原産のムクロジ科の常緑小高木です。英名「ロンガン」の名前でも知られています。日本には18世紀に渡来し、鹿児島や沖縄で栽培されてきました。古くから薬用植物として知られ、中医学では心(しん、精神)と脾(ひ、胃腸)を整え、疲労を補うとして漢方薬の加味帰脾湯(かみきひとう)や帰脾湯(帰脾湯)にも処方されています。『神農本草経』の中品として記載され、江戸時代の本草学者、貝原益軒が編纂した「大和本草」にも収載されています。「リュウガン」の名前は果実のなかにある黒い種子と半透明の果肉を「龍の目」に見立てたことに由来しています。樹高は5〜10m、葉は革質で春から初夏にかけて黄色みをおびた白い小さな花を咲かせ、秋に直径2cmほどの茶褐色の殻に覆われた房状の果実がつきます。殻を割った果肉はランブータンやライチに似て味も甘酸っぱく、よく似ています。果肉は生食やジュースなどに利用され、乾燥させたものは滋養強壮や補血に役立つ生薬「竜眼肉」(りゅうがんにく)、あるいは桂円肉(けいえんにく)として用いられてきました。国内では生のリュウガンは流通していませんが、乾燥果肉は入手できます。薬膳スープなどに加えると疲労、貧血、不眠、もの忘れ、病中病後、産後の肥立ち、弱った胃腸などの回復に役立ちます。 《リュウガン》ドライハーブのプロフィール 使用部位:果肉 成分:ブドウ糖、蔗糖、酒石酸、ミリスチン酸、デキストリン、アデニン、コリン、ビタミンB2、カリウム、銅、精油(カンフェン、α-ピネンなど) 一般的に期待される作用:滋養強壮、補血 味:ライチのような甘酸っぱい味と香り 《リュウガン》ドライハーブの使い方 ◆スープに
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