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精油とハーブのプロフィール事典《チャンパカ Champaca》
![]() 英名:Champaca ![]() チャンパカはインド〜東南アジアに自生するモクレン科の常緑高木です。最も古い顕花植物の1つで、ヒマラヤに起源があるとされており、過去に化石として発見された標本は9千万年以上も前のものです。太古の時代にはミツバチではなくカブトムシによって受粉していたと考えられています。園芸植物としても植栽されるチャンパカは光沢のある葉と淡いオレンジ〜イエロー〜白色の花を咲かせます。12個の萼片のある花部は強い芳香を持ち、官能的な香りを放つ花々のひとつの特徴として夜間になるにつれて強く香り、精油のための摘花も夜間に行われます。インドではチャンパカの花は寺院での礼拝の供物として使われ神聖な空間を芳香で満たします。「喜びの香水の木」の別名があり、フレッシュの花は女性や少女たちの素敵な髪飾りになります。現地では伝統的なマッサージオイルやヘアオイルの香り付けとして使われてきました。チャンパカは(高価なことでも有名な)フランスの名香、ジャン・パトゥの香水「Joy」に使われています。精油は新鮮な花から溶剤抽出、水蒸気蒸留、CО2(超臨界抽出法)などによって得られます。精油は茶色がかった琥珀色で粘性があります。アブソリュート精油は揮発成分とワックスが分離すると製品によっては瓶の底に沈殿物が溜まることがあり、その場合は瓶を軽く手で温めてから振って使います。高価な希少精油の一つで一般的なアロマセラピー利用は少なく、基材で10%、25%などに希釈されている製品もあります。主な用途はパフュームやロールオン香水などの天然香水です。全体としての香りは甘く濃厚なフローラル調ですが、トップ、ミドル、べースにつれて香りが移り変わっていく様子が楽しめる稀有な精油です。このような精油はシングルのパフュームに向いていますが、ブレンドするとさらに美しい芳香となります。トップノートは桃のようなフルーティと甘いバニラのようなフローラル、その後に草っぽさとスパイシー、最後にエキゾチックなバルサムが残ります。魅惑と官能を高めるだけではなく、より高い次元とつながり、精神の神聖さを呼び戻すための香りとして使うことが出来ます。
一般的な精油に期待される作用:高揚、催淫、緩和 心への作用:心に平和を運び、穏やかに気持ちを高めます。ストレスを解放し、官能的な欲求や感覚を高めます。 ヒーリングの作用:ハートのチャクラをバランスさせ、2と4チャクラ間のエナジーラインをスムーズにします。自己信頼と自己愛を高め、必要のない信念をリリースさせ、より高い領域とつなげます。 キーワード:解放、官能、意識の拡大 相性の良い精油:花精油、とりわけアンフルラージュで抽出された繊細で高雅な花精油との組み合わせは最高です。アクセントにオークモス、ミモザ、柑橘系、樹脂系、オリエンタル系を加えると引き立ちます。 禁忌:肌使用はパッチテストをしてからお使いください。妊娠中、授乳中は使用を避けるかごく低濃度にとどめます。
◆ハートチャクラの活性 ◆ヘアオイル、ヘアコロンに ◆香水作りに
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